20131013



やらなきゃいけないことがあるときの、人間の逃避能力は侮れない。
それだけをテコに、台所や網戸や床を磨いてきた。
バンドのサイトを更新し、 メールボックスのスパムを掃除し、洋服を捨て、壊れてずっと放置していた雑貨をアロンアルファでくっつけた。
「ほっとくだけでこんなに汚れるんだ。まったく今まで何やってたんだろ」 と腹を立てるが、それこそ何やってるんだ、である。
パソコンの前に座って粛々と打っていなければいけないはずなのだ。
「これが終ったらやるから。すぐ終るから」と思う。
終る頃にまた別の「やること」を思いつく。
それを繰り返しているうちにお尻に火がついてのっぴきならなくなる。
頭ではずっと考えている。
推理小説の探偵も推理に行き詰まると散歩をしたりして考えるのだからあの伝だと言い聞かせるが、作業に没頭しているときは完全に仕事を忘れてるときもあるからやはり違うのだろう。
そんなわけで、今はブログを書いている。
これが終ったらすぐ仕事する。
すぐ終るから。
そしたらやるから。

友人が数ヶ月前から正当派なウェブ日記を始めた。
あったことを淡々と書く日記だ。
そういうものを読みたかったから自分で書いているらしい。
言われてみれば、そういうブログは少なくなった気がする。
「achacoも書いて」と言われたが、考えたらあったことというのが極端に少ない。
スポクラに行かない日は、起床→朝食調理→食べる→洗う→仕事(資料読書もしくは執筆もしくはネット検索もしくは図書館)→晩の食事→洗う→仕事→就寝。
スポクラに行く日は仕事がスポクラに変わるだけだ。
ほとんど人と喋らない日もある。
そうするとどうしても考えたことを入れたくなる。
というか、もともと周りの風景などに関心を持たないタイプだ。
どこかに出かけても、記憶にあるのは風景よりも人との会話。
だから人と喋らないと本当に書くことがなくなってしまう。
やはり、あったこと日記は友人に任せよう。

さて11月4日初参加する文フリの詳細が決まってきました。
趣味と実益社のカテゴリは「評論|その他」でFホール(2F)オ-52 です。
今はウェブカタログというものがあるそうです。
こちら
当日売りますものは
『純粋個人雑誌 趣味と実益』第壹號から最新號まで
「明治大正昭和 不良少女伝」バッジ (種類・組み合わせいろいろ)
・謎の音楽家君嶋ルルのCD「SLEEP TEA for your sleepless nights」
に加えて、
randam_butterさんとこの何か
土屋遊さん「イカタコ大合戦」
というゴーカすぎるラインナップ!
しかも当日はtigerbutterと土屋さんと3人で店番します。
一丁、顔を見てやろうという物好きな方、どうぞ遊びにきて下さい。